2017年3月30日木曜日

タバコの葉から、インフルエンザワクチンを開発

インフルエンザブームに朗報。タバコの葉でワクチンを開発



国立感染症研究所によると、今月14日までの1週間に全国の医療機関を受診したインフルエンザ患者の数は、推計でおよそ205万人と、前の週より41万人増。

1医療機関あたりの患者の数は39.97人で、過去10年で2番目の大きな流行となっているそうだ。

タバコの葉を使ってつくるインフルエンザワクチンの報道があった。

「タバコは百害あって一利なし」といわれるが、これは、朗報。

以前、タバコの葉から貴重な抗がん性物質が見つかったとScience誌に発表もされている。

今回の報道では、タバコの葉から、インフルエンザワクチンを開発している企業は、田辺三菱製薬なのだ。カナダにある子会社と連携し、「ニコチアナ ベンザミアナ」という、タバコの一種の植物の葉を使い、インフルエンザのワクチンを現在開発中で、アメリカとカナダで臨床試験を行っている。

インフルエンザワクチンは、現在、鶏の卵にウイルスを入れて製造する方法があるが、製造期間が6カ月程度かかる。

タバコの葉を使うと、製造期間は35日程度に短縮され、流行の型が変わるインフルエンザにも素早く対応できる。

2018~19年度にも実用化するという。



同社傘下のメディカゴ社で研究を進めている「ベンザミアナ タバコ」は、エボラウイルスに対する一定の治療効果が期待できると米国保健福祉省が認めていると昨年報道があった。

参照元 : eimei.tv


タバコの葉からインフルエンザワクチン 臨床試験へ

2016年02月28日 (日)



タバコの葉にインフルエンザのワクチンの成分を作り出す遺伝子を組み込み、収穫した葉からワクチンを製造する技術を日本の製薬会社が開発し、来年にもアメリカで最終の臨床試験が行われることになりました。製造期間が従来の3分の1以下に短縮可能で、専門家は新型のウイルスが出現した際に迅速に対応できる可能性があるとしています。

インフルエンザのワクチンは現在、主にニワトリの卵の中でウイルスを培養して作っていますが、製造期間が6か月ほどかかるほか、卵の中でウイルスの遺伝子が変異し、効果が低くなることがあります。こうした問題を解決しようと、「田辺三菱製薬」はワクチンの成分を作り出す遺伝子をタバコの葉の中に組み込み、収穫した葉から抽出することでワクチンを製造する技術を開発しました。

タバコの葉は1か月ほどで成長するため、製造期間を従来の3分の1以下に短縮できるほか、ウイルスの遺伝子に変異が起きることもないということです。

来年にも有効性などを確認する最終の臨床試験に入る見通しだということで、平成32年度までのアメリカでの実用化を目指すということです。

インフルエンザの問題に詳しい東北大学の押谷仁教授は、「臨床試験の結果を見なければならないが、製造過程が1か月程度というのは従来の方法に比べて早く、新型のウイルスが現れたときに迅速に対応できる可能性がある」と話しています。

参照元 : NHKニュース



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