2016年11月15日火曜日

iPhoneを紛失した時、すぐにやるべき事

iPhone紛失! その瞬間にやるべき3つのこと

2016/11/14(月) 5:00配信



電話帳にメールにスケジュールにと、iPhoneは個人情報の塊。うっかり紛失したり、盗難されたりすると、その損害は計り知れない。とはいえ、モバイル端末はコンパクトゆえに、注意していてもどこかに置き忘れる可能性は十分ありうる。万が一のときのために、紛失したiPhoneを探す方法は知っておくべきだ。

また、紛失・盗難時には、iPhoneそのものだけでなく、iPhoneの中に入っているSIMカードへの対応も必要になる。SIMカードは端末と独立しているもので、それだけを抜き取って使われてしまうおそれがあるからだ。国内にいるときはもちろん、特に海外では、思わぬ高額請求につながる場合があるため、注意しておきたい。今回は、iPhoneの紛失・盗難時に取るべき対策を紹介していく。

■1.「iPhoneを探す」で場所を確認する

iPhoneをなくしたり、盗まれてしまったときに、まずすべきなのは、「iPhoneを探す」を開くこと。iPhoneを探すは、iPhoneに標準で搭載されている機能で、ほかのiOSデバイスやPCのブラウザから、遠隔でiPhoneの位置情報を検索できる。しかし、手元にiPhoneがない状態だと、すぐにネットにつながる環境にない場合もある。そのようなときは、近くにいる友人にスマホやPCを借りるケースもあるだろう。iOS用にはアプリが用意されているが、そのほかのデバイスの場合はブラウザ経由でアクセスするのが手っ取り早い。

「iPhoneを探す」は、iCloudのひとつの機能として提供されている。そのため、まずはブラウザを開いて、iCloudのサイトにアクセスする必要がある。Apple IDとパスワードを入力してログインした後、表示されるアイコンの中から「iPhoneを探す」をクリックすればいい。地図が現れ、ネットワークにつながっているiPhoneやiPadなどのデバイスがある場所を指し示してくれる。

拾得者宛てのメッセージを表示できる
ここから、iPhoneの音を鳴らしたり、画面に連絡先を表示したりすることが可能だ。これは紛失時に拾ってくれた人が、ユーザーに連絡できるようにするためのものだ。運がよければ、画面に表示されている連絡先に、電話やメールで連絡があるかもしれない。「紛失モード」をオンにすればApple Payも無効になるため、Suicaを使われてしまうという心配もない。

ただ、そのまま見つからないようなときは、万が一のために、データを消去しておいたほうがいい。「iPhoneを探す」から遠隔でデータを消去することもできる。何日か経っても見つからないようなときは、これも忘れずにやっておきたい。

ちなみに、ブラウザ版の「iPhoneを探す」は、基本的にPCのみが対象で、友人などから借りたAndroidでは利用できない。iCloudのサイトが、モバイル用ブラウザに非対応なためだ。アプリも提供されているが、これはiOSのみが対象となる。もし周りにAndroidユーザーしかいないようなときは、AndroidでiCloudのサイトにアクセスしたあと、Chromeの設定から「PC版サイトを見る」にチェックをつければよい。これをしておくと、PCのブラウザと同じだと見なされ、iCloudのサイトにアクセスできるようになる。

■2.より強力に端末の場所を特定する

万能なように見える「iPhoneを探す」だが、紛失したiPhoneがネットワークにつながっていないと、位置を検索することはできない。紛失から時間が経ち、バッテリーが切れてしまったときも同様で、このようなときは、お手上げになってしまう。バッテリーが切れる直前にどこにあったのかという、手掛かりすらつかむことができない。

ただし、このようなケースでも、端末がある場所を探す方法はある。auの場合、iPhone向けに提供している「Lookout for au」をインストールしてあれば、オペレーターに頼んでiPhoneの位置情報を検索してもらえる。Lookout for auでは、電源が切れる直前の位置情報も記録しているため、ある程度、可能性を絞ってiPhoneを探しに行くことが可能だ。Lookout for auは、「auスマートパス」(月額372円)に含まれており、これに加入していれば追加での利用料は発生しない。

同様に、ソフトバンクもスマホ向けに「紛失ケータイ捜索サービス」を提供しており、こちらを利用するには、「iPhone基本パック」(月額500円)というサービスへの加入が必要になる。紛失ケータイ捜索サービスは、基地局の情報から位置を割り出すサービス。電源が切れていたり、圏外だったりするような場合は、最後に通信した基地局を基に、場所を教えてくれる。

どちらも、「iPhoneを探す」より強力な検索が可能になるため、覚えておいて損はないサービスだ。ただし、いずれも事前にアプリをインストールしたり、サービスに加入したりといった手続きが必要になる。パック料金として月額料金もかかるが、転ばぬ先の杖として加入を検討してもいいだろう。なお、ドコモに同様のサービスは存在しない。

ケアすべきは端末本体だけではない
 iPhoneを紛失すると、端末本体と同時に、その中に入っているSIMカードまでなくしたことになる。「iPhoneを探す」でiPhoneをロックできたからといって、安心するのはまだ早いというわけだ。契約しているキャリアに連絡して、通信を止めてもらうのを忘れないようにしておきたい。

ただし、盗難の場合、なくなったことに気づくまでには時間がかかる。その間にSIMカードを抜かれて、どこかに電話されたり、データ通信を使われてしまうおそれもある。通話料が定額プランに加入していたり、自動でチャージされるデータプランに入っていなかったりすれば、即高額請求につながることはないが、用心しておいたほうがいいだろう。

特に海外で紛失・盗難にあった場合は、国際ローミングを使われてしまうおそれもある。この場合、通話先や通信の仕方によっては料金がハネ上がってしまう可能性があるため、すぐにキャリアに連絡しよう。

■3.SIMカードへの対策も忘れずに

このような万が一の事態を想定して、特に海外渡航時は、SIMカード自体にロックをかけるようにしておいたほうがいい。SIMカードにもPINコードを設定することができ、これをかけておくと、端末を起動した際に入力を求められる。PINコードが間違っていると、SIMカードの情報が読み込まれないため、安心だ。

SIMカードへのPINコードの設定は、iPhoneの「設定」にある「電話」から、「SIM PIN」を開く。ここでボタンをオンにすると、SIMカードにPINコードを設定できる。SIMカードにはあらかじめPINコードが設定されているため、まずはこれを入力。初期値はドコモが「0000」、auが「1234」、ソフトバンクが「9999」だ。SIM PINをオンにした後、PINコードの番号を変更できる。

なお、PINコードの入力を3回間違えると、SIMカードにロックがかかってしまう。ロックがかかった状態だと、端末がSIMカードを読み込まなくなるため、設定時には間違えないよう、注意が必要だ。このロックを解除するにはPUK(Personal Unblocking Key)コードと呼ばれる番号を入力しなければならず、カスタマーセンターなどへの問い合わせが必要になる。

参照元 : 東洋経済オンライン




iPhone、iPad、iPod touch を紛失したり盗まれたりした場合

iPhone、iPad、または iPod touch を紛失した場合や、盗難にあったと思う場合は、以下の手順を試し、捜索とデータの保護にお役立てください。



「iPhone を探す」が有効になっている場合は、その機能を使ってデバイスを探せます。



「iPhone を探す」が有効になっていない場合は、パスワードを変更し、デバイスの紛失届けを出してください。

紛失したデバイスで「iPhone を探す」を有効にしていた場合

「iPhone を探す」を使ってデバイスを探し、デバイスの復元やデータの保護など、さらに対策を講じることができます。

1.Mac または Windows パソコンで icloud.com/find にサインインするか、別の iPhone、iPad、または iPod touch で「iPhone を探す」App を使います。

2.デバイスを探します。「iPhone を探す」を開き、デバイスを選択してその位置を地図上に表示します。デバイスが近くにある場合は、自分や近くにいる人がデバイスを見つけられるように音を鳴らすことができます。

3.「紛失モード」を使います。「紛失モード」を使うと、パスコードを使ってデバイスをリモートからロックしたり、紛失したデバイスのロック中の画面に自分の電話番号を記したカスタムメッセージを表示したり、デバイスの位置を追跡することができます。Apple Pay にクレジットカードやデビットカードを追加していた場合は、デバイスを「紛失モード」にすれば、そのデバイスで Apple Pay を使って支払うことはできなくなります。



4.デバイスを紛失した、または盗難にあったことを警察に届け出ます。警察からデバイスのシリアル番号の提示を求められることがあります。デバイスのシリアル番号を確認する方法については、こちらの記事を参照してください。

5.デバイス上の情報を消去します。紛失したデバイスのデータに他人がアクセスできないように、リモートからデバイスのデータを消去できます。デバイスのデータを消去すると、Apple Pay のクレジットカードやデビットカードも含め、情報がすべてデバイスから削除され、「iPhone を探す」を使ってデバイスを探すことはできなくなります。デバイスのデータを消去した後は、デバイスを追跡できません。データを消去した後にアカウントからデバイスを削除すると、アクティベーションロックがオフになるので、ほかの人がデバイスをアクティベーションして使えるようになります。

6.デバイスを失くしたり盗まれたりした場合は通信事業者に連絡し、通話、テキスト送信、データ通信に使われないように、アカウントの使用停止の手続きを進めてもらいます。デバイスが通信事業者のプランの保証対象となる場合があります。

ファミリー共有をお使いの場合は、家族のだれでもほかのメンバーが紛失したデバイスを捜索できます。ご家族が各自の Apple ID で iCloud にサインインし、そのファミリー共有アカウントに関連付けられているデバイスをどれでも探すことができます。

デバイスの電源が入っていないまたはオフラインの場合

紛失したデバイスの電源が入っていない場合やオフラインになっている場合でも、デバイスを「紛失モード」にするか、ロックするか、リモートからデバイス上の情報を消去できます。いずれの場合も、実際に実行されるのは、次にデバイスがオンラインになったときです。オフラインのときにアカウントからデバイスを削除した場合、デバイスに対して実行待ちの操作はキャンセルされます。

「紛失モード」をオフまたはキャンセルする方法

デバイスでパスコードを入力すると「紛失モード」をオフにできます。また、iCloud.com で「紛失モード」をオフにしたり、「iPhone を探す」App からオフにすることもできます。

紛失したデバイスで「iPhone を探す」が有効になっていない場合

デバイスを紛失する前または盗難される前に「iPhone を探す」をオンにしていなかった場合、「iPhone を探す」を使ってデバイスの位置を確認することはできません。ただし、以下の手順でデータを保護できます。

1.Apple ID のパスワードを変更します。Apple ID のパスワードを変更すれば、他人が iCloud データにアクセスしたり、紛失したデバイスからその他のサービス (iMessage や iTunes など) を使ったりすることができなくなります。

2.デバイス上のその他のインターネットアカウントのパスワードを変更します。メール、Facebook、または Twitter などのアカウントです。

3.デバイスを紛失した、または盗難にあったことを警察に届け出ます。警察からデバイスのシリアル番号の提示を求められることがあります。デバイスのシリアル番号を確認する方法については、こちらの記事を参照してください。

4.デバイスを紛失した、または盗難にあったことを通信事業者に届け出ます。通信事業者はアカウントを無効にし、通話、テキストメッセージ、およびデータ通信を使用できないように手配することができます。

「iPhone を探す」は、紛失したデバイスを追跡したり、その位置を確認できる唯一の方法です。紛失する前にデバイスで「iPhone を探す」を有効にしていない場合、デバイスを探したり、追跡したり、フラグを付けたりすることができる Apple のサービスはほかにありません。

参照元 : apple support

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