2015年7月10日金曜日

毎日コーヒーや紅茶を飲むと性的不能リスクや癌になるリスクが減少

ハーバード教授が断言「コーヒーをたくさん飲む人は長生き」

2018/9/14(金) 6:00配信



テレビからネットに雑誌、書籍まで、世の中にはまことしやかな「健康情報」が、日々次から次に流れている。コレを食べると「やせる」「血液さらさらになる」などとテレビで放送されると、翌日にはスーパーからその食品が消えるといったことが繰り返されている。
だが、実際にはその情報の信頼度はバラバラで、何の科学的証拠もないものが「とても健康にいい」と喧伝されていることも少なくない。

では、いったい何を信じればいいのかと思ってしまう人も多いのではないだろうか。

そこで、ハーバードメディカルスクールの教授であり医師としても活躍する著者が、信頼性の高い膨大な研究の網羅的な分析によって明らかになったことを集め、「これだけは間違いなく『いい』と断言できる」という食物・習慣を抽出した。その内容を一冊にまとめたのが『ハーバード医学教授が教える健康の正解』だ。ここでは同書からコーヒーについて論じた部分を特別に一部を公開する。

● たくさん飲む人は「いいこと」をしている

スターバックスが華々しい成功をおさめ、それに続けとばかりに全米に2万5000軒ものコーヒーショップがオープンし、特別な淹れ方やブレンドのコーヒーが手に入りやすくなり、また手軽なコーヒーメーカーができたおかげで、かつて地味だったコーヒー業界は、食品・飲料業界のなかでも成長著しい分野になり、いまや年間数十億ドル規模の市場に成長している。

地元のコーヒーショップに毎日立ち寄るのを、私ほど楽しみにしている人もいないだろう。コーヒーをテイクアウトするだけでなく、友人たちと顔を合わせ、言葉を交わすのが楽しいのだ。

だがいちばん大切な理由のためにコーヒーを飲む人は、ほとんどいない。コーヒーは、じつは体にとてもよいのだ。

医師として、また肝臓専門医として、私はそう断言できる。

実際、コーヒーほど健康的な飲み物はないだろう。でも信じない人が多い。私がそういうと、ジョークと勘ちがいしてオチを待っている人がいるほどだ。

肝障害について講演をするとき、いつも「コーヒーを1日2杯以上飲む人はいますか」と聞くことにしている。男女とも、ほとんどの人が手を挙げる。

「なるほど」といって、こう質問する。「では、4杯以上飲む人は?」

みんな次々と手を下ろし、そんなにコーヒーを飲む人の顔を見てやろうと、周りを見回し始める。

最後に「1日6杯以上飲む人はいませんか?」と尋ねると、会場がざわめき、それから度胸のある数人が、うしろめたそうにゆっくり手を挙げる。そこで私は聴衆にいうのだ。

「知っていますか?コーヒーは健康によいのです!たくさん飲む人は、体にとてもよいことをしているんですよ」

それなのに、コーヒーは体によいどころか、害があると思っている人がほとんどだ。

昔はコーヒーの飲みすぎは、心臓発作に始まり、出生異常、膵がん、骨粗鬆症、体重増加、高血圧、流産までのあらゆる健康障害と関係があると思われていた。

たしかに不眠症や震え、多少の血圧上昇、胸やけを覚える人はいるし、トイレが近くなるのは事実だ。だからコーヒーを飲む量を抑え、体によくないからとがまんしている人が多い。どこへ行ってもこんなことをいわれる。「先生、昔は1日2杯飲んでいましたが、もうほとんど飲んでいません。カフェインが入っているし、体に悪いんでしょう?」

「コーヒーは体に悪い」というのは誤解だというエビデンスが山のようにあり、毎日のように新しい研究成果が積み上がっているのに、信じようとしないのだ。

実際、ほとんどの人はコーヒーに重病を予防する効果があることを知りもしないし、事実を知ってもなお疑わしげで、信じられないという顔で聞き返してくる。

「コーヒーが紅茶より体によいですって?コーヒーがいろいろながんの発症リスクを下げるんですか?胆石や虫歯、肝硬変、認知症のリスクさえ減らすですって? 先生、あなた大丈夫ですか?」

● 「がん」「虫歯」「認知症」を予防する

ハーバードメディカルスクール(ハーバード大学医学大学院)の主な教育提携病院である、ベス・イスラエル・ディーコネス医療センターで、私は長年肝臓内科の入院診療を年に4週間行っていた。

その際好奇心から、医学生やインターン、研修医、同僚の医師に頼んで、重度の肝臓疾患患者に「コーヒーをどれだけ飲みますか?」と聞いてもらった。

医師たちからは判で押したように、「重度の肝疾患で入院する患者さんに、コーヒーをよく飲む人はひとりもいませんよ」という答えが返ってきた。毎年、毎週、まったく同じ答えが返ってきたのは、とても不思議で驚くべきことだ。

コーヒーの健康効果に疑いの余地はない。コーヒーには肝硬変をはじめ、2型糖尿病、心臓疾患、パーキンソン病、認知低下と認知症、胆石、虫歯、一般的ながん(前立腺がん、結腸がん、子宮内膜がん、皮膚がんなど)を予防するなど、さまざまな効果があると考えられている。それにコーヒーを飲む人は自殺率も低い。

信じがたいかもしれないが、コーヒーを飲むと頭の働きがよくなり、運動能力も高まるようなのだ。メジャーリーグの野球選手には、集中力と敏捷性を高めるため、試合中にコーヒーを6杯も飲む人がいる。

コーヒーは脂肪の燃焼も助ける。頭痛の治療に用いられることもあるし、通説とは裏腹に、不整脈で入院するリスクまで下げるようなのだ。

● 4杯飲む人の「死亡率」が16%低かった

しかし、コーヒーの健康効果に関する1万9000件を超える研究から明らかになった最も驚くべき結論は、コーヒーをたくさん飲む人は、ほとんど(またはまったく)飲まない人に比べて長生きする、というものだろう。

にわかには信じがたいが、これは優れた研究によって裏づけられている。たとえば医学専門誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』に2012年に掲載された、アメリカ国立衛生研究所(NIH)による研究は、14年かけて40万人からデータを収集した結果、1日2~6杯のコーヒーを飲む人は、飲まない人に比べて、調査期間中の全死因死亡率が男性の場合は約10%、女性は約15%低かったと報告した。

コーヒーの摂取量が多いほど死亡リスクは低く、1日4~5杯飲む人の死亡リスクが最も低かった。また興味深いことに、女性は男性よりもコーヒーの効果が若干高かった。

ジョンズ・ホプキンス大学ブルームバーグ公衆衛生大学院は、1966年から2013年のあいだに行われた、計約100万人を対象とする21件の研究を分析した結果、1日4杯コーヒーを飲む人は死亡率が16%低かったと結論づけた。

1点だけ、注意しておきたいことがある。研究ではコーヒーの摂取と健康上の危険因子との関連性(たとえば、コーヒーを飲む人は喫煙率が高いなど)が指摘されることが多くそのせいで結果の偏りが生じがちだということだ。

コーヒーにこれだけの効能がありそうなのに、アメリカ人がそのことをほとんど知らないのはちょっと不思議な感じがする。それに、大半の医師がそうした効果をよく知らないことにも驚かされる。

患者がかかりつけの医師に向かって、「研究によれば、コーヒーにはいろんな健康効果があるそうですね」などといおうものなら、こんな答えが返ってくるだろう。「ああ、そういう研究は一時のはやりにすぎませんよ。何ごともほどほどがいちばんです」

でもそうではない。そうした研究の多くは適切に実施され、論文審査のある一流の医学雑誌に掲載されている。コーヒーには用量依存性の効果が確認されている。

つまり1日に飲むコーヒーの量が多ければ多いほど、いま挙げた疾患の予防効果やリスク低減効果が高いのだ。

● 飲みすぎると「心不全」リスクが心配

(中略)

とはいえ、コーヒーとの関連性が示唆される健康問題も、ないわけではない。とくに1日2杯以上飲む場合だ。ひとつめはもちろん、中毒性があること。コーヒーを飲み始め、そのことに神経系が慣れてしまうと、やめるのはとても難しくなる。やめると頭痛や吐き気などの禁断症状が続いたり、異様な疲れや落ち込みを感じることもある。身体が適応できる以上のコーヒーを飲めば、刺激過剰になる。

カフェインのとり過ぎは、イライラや頻脈、興奮、不眠、ひどい胸焼けを生じることがある。意外だが、胸焼けはカフェインレスコーヒーでも起こる。焙煎したコーヒー豆に含まれるペプチドが胃の壁細胞に作用して、胃酸の分泌を促すことが胸焼けの原因だ。

だがいちばん懸念されているのは、コーヒーが、いやそれをいうならすべてのカフェイン含有飲料が、心臓におよぼす影響だ。

カフェイン入りコーヒーを飲むと、心臓の鼓動が速くなるのは事実だ。しかし心拍数の上昇が心臓の不調を招くことは確認されていない。

ベス・イスラエル・ディーコネス医療センターの循環器疫学研究部門ディレクター、マレー・ミットルマンによれば、カフェイン入りコーヒーが血圧の急激な上昇を招く場合があることは動物実験で示されており、「高血圧は多くの循環器疾患の危険因子であるため、コーヒーは心臓に悪いと考えられてきた。しかしコーヒーを飲んだ直後はたしかに血圧が上昇するが、長期的には健康によい効果があることが、複数の研究からわかっている。コーヒーには、抗酸化物質などの活性成分が多く含まれ、それらが2型糖尿病と、ひいては心不全のリスク低減効果をもたらしているのかもしれない」という。

ミットルマン博士らは、主に北欧に住む男女14万人を対象とした5件の大規模研究のデータを分析した結果、少量のコーヒー摂取は心不全のリスクにほとんど影響をおよぼさないが、1日4、5杯になるとリスクが増大する可能性があると報告している。

サンジブ・チョプラ(Sanjiv Chopra
ハーバードメディカルスクール(ハーバード大学医学部)教授。医師。米国内科学会最高栄誉会員(MACP)。ベス・イスラエル・ディーコネス医療センター(ハーバードメディカルスクール附属病院)肝臓科上級医長。毎年150ヵ国8万人の医師を教える、世界で最も学術的に優れた医師生涯教育プログラムである、ハーバードメディカルスクール生涯教育部門の部長を12年間務める。医療現場での臨床判断のツールとして世界60万人以上の医師によって利用されているインターネット上の電子教科書「UpToDate」の肝臓病セクションの編集責任者も務める。ハーバードメディカルスクール優秀教育者賞、ロバート・S・ストーン賞(ベス・イスラエル・ディーコネス医療センターで医師、スタッフ、学生により選出)、米国消化器病学会優秀教育者賞、エリス島名誉勲章など多数の賞を受賞している。

デビッド・フィッシャー(David Fisher)
著述家。15冊以上のニューヨークタイムズベストセラーの著書を持つ。

参照元 : ダイヤモンドオンライン


毎日コンビニコーヒー飲む男性、性的不能リスクが減少 カフェインの摂取に「男性的効能」があった!

2015.05.26 火



最近ではコンビニコーヒーを毎朝買ってから出社するサラリーマンの方を見かけるが、そんな毎日コーヒーを飲んでいる男性のみなさんには朗報だ! いつもコーヒーを飲んでいると、勃起不全のリスクが大幅に低下するという研究結果が出て注目を集めているのだ。

■カフェインを摂っている人は「精力」が

米国テキサス大学健康科学センターの、デヴィッド・ロペス氏ら研究チームが明らかにした。男性4000人を対象に、一日にコーヒー、紅茶、炭酸飲料、エネルギー飲料などの摂取量を分析した。その結果、ある程度カフェインを摂っている人たちは、勃起不全のリスクが低いことが判明したのだ。

■コーヒー2杯から3杯が適量

一般的に飲料に含まれるカフェインの量は、インスタントコーヒーが100mg、フィルタコーヒーは140mg。また紅茶などのお茶類は75mg、コーラは40mg。

研究結果によれば、一日にカフェイン85〜170mgを摂取している人は、カフェインを全く摂取していない人よりも、勃起不全となる確率が42%も低かった。また、カフェイン171〜303mgを摂取した人は、勃起不全のリスクが39%低いことが明らかになっている。

■摂り過ぎも良くないので要注意

またコーヒーは1日3杯飲むと認知症予防に役立つという研究結果もあり、主成分であるカフェインと抗酸化成分であるポリフェノールが脳の記憶中枢である海馬の損傷を抑制させるからとのこと。

そんなコーヒー愛好家を喜ばせる研究結果がある一方、カフェインの摂取による「害」もあるので、飲み過ぎは禁物。とはいえほどほどにコーヒーを嗜むことは、男性のみなさんを“元気”づけてくれるようだ。

文/関本尚子

参照元 : もぐもぐニュース

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